【アミ 小さな宇宙人】あとがき さくらももこ
私は良い宇宙人がでてくる本を捜していた。
何か企んでいるようなイヤな宇宙人ではなく、もっと地球人に良い影響を与えてくれるような、精神レベルの高い宇宙人がでてくるような本を読みたいと思っていたのだ。
そんな時、書店で『アミ 小さな宇宙人』をみつけた。
好感のもてるタイトルだと思った。
アミという名前もカワイイし、小さな宇宙人というのもいかにもかわいい子供の宇宙人という印象である。
これは良い宇宙人の話に違いないと思い、すぐに買ってわくわくしながら家に帰り、読んでみた。
💫読み聞かせ💫 『アミ 小さな宇宙人 』 朗読について詳細追記
予想以上にものすごく良い本だった。
まさに、私が求めていたような内容が初めから最後までギッシリ詰まっていた。
この、明確で大切な物語が、ひとりでも多くの人々の魂に届きますように。
Comments picked up by Lightbringers

朗読していただき本当にありがとうございました!
とても素晴らしい内容で、人生観が変わりました♪。.:*






読んでみたい本の1つでしたが、先伸ばしにしていたところ、最近このチャンネルを見つけて毎晩少しずつ聴かせて頂いています。
お声ももちろんですが朗読がとても聴きやすくて素晴らしいです。
ありがとうございます😊




素敵な声だなと思って
朗読聞かせてもらいました。
ありがとうございます✨


第3部『アミ3度めの約束』で完結です



そして、世界中の多くのひとに届くべき素晴らしいシリーズを選んでくれてありがとうございます✨
私は、このシリーズから大きな愛とターニングポイントをもらいました。
どうか多くの方に届きますように..☆彡

アミ 小さな宇宙人とは
『アミ 小さな宇宙人』(アミ ちいさなうちゅうじん、原題: Ami, el niño de las estrellas)はエンリケ・バリオス (Enrique Barrios) の小説です。
1986年(昭和61年)にチリで出版され、ベストセラーになりました。
11か国語に翻訳されたこの本書は、日本語版は1995年に『アミ 小さな宇宙人―アダムスキー マイヤーをしのぐUFO体験』というタイトルで、徳間書店の「超知ライブラリー」というオカルトやニューエイジを扱うシリーズの1冊として刊行されました。
徳間書店から2000年(平成12年)に『アミ 小さな宇宙人』に改題された新装改訂版、および2005年(平成17年)に徳間文庫から文庫版が刊行され、挿絵をさくらももこが担当したことで注目されました。
1995年版の表紙には「宇宙の彼方、かつて地球を脱出した人々の住む星で、少年ペドゥリートが見せられたドーム型都市。そこでは、科学が高い精神性に支えられ、スーパーコンピューターによって、決して人を傷つけないシステムが、見事なまでに機能していた-。」と内容が説明されています。
続編として『もどってきたアミ 小さな宇宙人』『アミ3度目の約束 愛はすべてをこえて』、外伝として絵本『アミが来た』、他に『アミの世界』があります。
アミ 小さな宇宙人のあらすじ
少年ペドゥリートは祖母とのバカンス中、宇宙人アミ(アミーゴ=友人の意味)に出会います。
アミはペドゥリートをUFOに同乗させ、地球の上を飛ぶ間、本来の人間の生き方を彼に教えます。
そして、月やオフィル星へと連れて行きます。
アミ 小さな宇宙人の登場人物
物語で登場するキャラクター達を紹介します。
ペドゥリート(ペドロ)
主人公。地球人の少年。10歳。作中において『アミ 小さな宇宙人』をはじめとする三部作は彼の著作であると位置づけられています。
2作目まではいとこがタイプライターで筆記しましたが、3作目は自分の手で書いています。
アミ
地球よりずっと進歩した星からやってきた宇宙人。
外見年齢は8歳ほどですが、実際にはもっと歳をとっています。
いたずらと皮肉をよく言います。肉食を嫌います。本人曰く「いたずらっ子」。
地球を進歩させるための活動の一環としてペドゥリートの前に現われ、UFOで各惑星に連れて行きながら文明社会として実現されるべき「宇宙の基本法」を説いていきます。
ペドゥリートのエゴを牽制(けんせい)しようときつい口調になることもあります。
ペドゥリートのお婆ちゃん
ペドゥリートの祖母で、夏休みによく温泉場の近くの家を借ります。
ビクトル
ペドゥリートのいとこ。30歳を少し過ぎたくらいの年齢。銀行で働いています。
ペドゥリートの話をもとに『アミ 小さな宇宙人』『もどってきたアミ 小さな宇宙人』をタイプライターで筆記しました。
ビクトル自身はペドゥリートの話をおとぎ話だとみなしています。
いずれ書こうと思っている自著『知的欲求不満者の苦悶』執筆の練習台として筆記を引き受けましたが、『アミ』の成功により、宇宙を舞台にした作品の構想を練るようになりました。
ビンカ
地球と同程度の遅れた惑星キアの少女。ペドゥリートと同年代ですが、母星の公転周期の違いにより数字上の年齢は215歳となります。
クラト
キア星に住む百姓の老人。軍のスパイだったことがあります。
彼の名前もペドロと同じく「石」を意味します。
過去はテリでしたが、スワマに変化しました。
かなり食い意地が張っています。
飄々とした人物で、武装した乱暴者を前にしても平気でいます。
愛について書かれた羊皮紙を持っています。
アミの両親
双子の魂であるアミの親。
・父親は、元は銀河人形(アミ達の住む惑星)に住んでいましたが、キリア星に生まれ変わりました。
・母親は、ペドゥリート曰く可愛い少女のような容姿で、現在はキリア星に生まれ変わる準備をしています。
2人とも、ペドゥリートとビンカにメッセージを送りました。
アミ 小さな宇宙人に登場する惑星
物語の中で登場する惑星を紹介します。
地球
主人公ペドゥリートの住む惑星。未開な場所と考えられ、「第三水準(レベル)世界」とされています。
地球各地で興った文明はアトランティス大陸の文明の残骸とされています。
オフィル星
ここには地球に起源を持つ人々が暮らしています。
オフィル星をはじめ宇宙の基本法を知る文明社会には都市というものが存在しません。
都市は多くの欠点を抱えた劣った生活形態とされています。
太陽の五十倍位の大きさに見える恒星(実際は太陽の四百倍以上)を持ちます。オフィルの人々の身長は三メートル程。
キア星
「進歩度」において地球と同程度の惑星。地球が太陽のまわりを一周公転する間にキアの太陽のまわりを二十周します。
テリとスワマの二つの人種が居住しています。
テリはさらにテリ・ワコとテリ・スンボという二つのグループに分かれ、常に争い合っています。
各地にPP(ポリシア・ポリティカ、政治警察)が置かれ人々を監視し、不穏とみなした人物に制裁を加えています。
カリブール星
植物の研究と栽培に使われている惑星。アミは「宇宙植物園」と評しています。
遺伝子を扱う技師が数名住んでいるだけで他に住人はいません。
銀河人形
アミが住む惑星。アニメに出てくるような小人の町を連想させる風景が広がっています。
アミ 小さな宇宙人に出てくる用語集
物語の中に出てくる用語をまとめて紹介します。
ネクロファゴ
死体を食べる人、という意味。
本作の世界観では肉食は罪の無い生き物を殺す残酷な行為であり、文明社会にあるまじき忌避されるべきものです。
進歩した世界には他の動物を捕食する生物もいないとされています。
神
神は唯一とされます。
神は創造のエネルギーであり純粋な愛の存在であり、同時に人間を含む万物が神であるとする汎神論的なものです。
しかしながら神の一部分に過ぎない人間を切り離して神として崇拝することはアミの口から否定されています。
宇宙の基本法
愛に基本を置く法。
エゴや悪感情が克服され、愛が行き渡ることにより軍備も罰則も競争も所有の観念も必要なくなります。
これが本作における文明社会の条件です。
アミたちは宇宙の基本法を中心としたルールに則り「救済計画」を行っています。
「救済計画」の対象となるのは宇宙の基本法を知らない未開の惑星です。
「救済計画」には愛を説く宗教の発祥を援助する事も含まれ、聖書に記された奇蹟にも宇宙人が行ったものがあるとします。
ただし法で許されているのは、導きのためのほのめかしまでであり、集団でおおやけに正体を明かしたりしてはなりません。
親交世界
宇宙の基本法を達成した文明社会の集合体。
地球など未開状態に置かれた諸惑星を監視し、「救済計画」によって「第四水準(レベル)世界」に引き上げ親交世界の仲間入りさせることを目的とします。
「救済計画」において銀河の中心に設置されたスーパーコンピューターが大きな働きを担います。
保護を目的として集められた未開惑星の人々のデータを蓄積し、アミたちが乗るUFOの操作にも関わっています。
人間
宇宙人はそのテクノロジーにより地球人類の進化を調整したとされます。
進歩度
センソ・メトロ(感覚計)によって図られる指数。
アミによれば「けだものに近いか“天使”に近いかの度合い」です。
地球人の平均は550度で、以前の地球人の平均は450度でした。
ある惑星が破滅の危機に陥った場合、700度以上の進歩度を持つ人は救出されることになっています。
アミ等、救済計画を行う側の人間がみだりに自分や相手の進歩度の実数を明かすことは禁じられています。
著者エンリケ・バリオスさんについて
エンリケ・バリオス(西: Enrique Barrios、1945年9月 – )は、チリの作家です。
1986年にチリで出版された『アミ 小さな宇宙人』はベストセラーになり、11か国語に翻訳されています。
来歴
1945年9月にチリのサンチアゴにて誕生。生後まもなくベネズエラのカラカスに引越し幼少期を過ごします。
11歳の頃チリに戻りましたが、その後もカリブ海地域を行ったり来たりしていました。
若かりし頃から自己探求の為世界各地を旅します。
その経験により更に哲学的に人生の意味、神の存在、死後の世界について考察を始めます。
13歳の時に聖職に就くためカトリック系の学校に入学しますが、何故自分の宗教が唯一だと信じ込んでいる宗教が世の中に沢山あるのか疑問に感じ退学します。
その後世の宗教は真実のごく一部に過ぎず、偉大なる真実とは誰にとっても共通に有効であるべきでそれは明白であるとの確信を持ちました。
友人達に全ての宗教がまとまり、全ての人にとって共通である地点を探す事への興味を伝えていました。
それから世界のあらゆる宗教、神秘的なアボリジニの精神哲学、伝統哲学、心理学などを学びました。
それらの勉強は1964年の18歳からカラカスで始めました。
そこで人類の夢の状態や人間の機械的な集合体の無意識について語る男性と出会います。
バリオスは彼に感銘を受け決して安くない授業料を払いながら、トータルで約20年以上恩師として彼から学びました。
1971年に医学を学ぼうとしましたが、身体より魂の向上に重きを置くようになり中断します。
39歳になる頃には意識拡大の経験、宇宙至高の本質を掴み、それが彼の文学の基礎となります。
その後は全ての宗教、愛を統合する要素を自ら見つけた経験を活かし、ミッションとして人生のより高い目的意識を持ち、人々へ伝えていく事をライフワークとしています。
1984年に彼は1作目”El Libro de Dios Amor”を書き始めたが、これはそれほどヒットしませんでした。
1年後チリにてたったの8日間で次回作「アミ 小さな宇宙人」を書き上げました。
1作目が詩的な散文だったの対し、2作目はより分かりやすく重要且つ奥の深いメッセージを表現するのに成功しました。
それ以降トータルで12作を発表しています。
彼の作品はスペイン語圏のみならず、多くの外国語に訳されて数百万人の人に読まれています。
1997年よりウェブサイトを立ち上げインターネットにても啓蒙活動を開始しました。
2006年からブラジルに移住し、教育活動、執筆、ウェブにて勉強会を行ったりの活動を続けています。
著書一覧
エンリケ・バリオスさんの作品リストを紹介します。